platform 第21回 定例会「電子の黒船は来たけれど」 * 【2013.11.07】

日時2013年11月07日 16:00~
開催場所日本教育会館 9F 飛鳥の間
参加費2,000円 JEPA会員社は無料
参加122人
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電子の黒船は来たけれど、なかなか文明開化しない出版市場/第2弾 
         「さようなら、『電子書籍』」 
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【JEPA 定例会委員会主催】

 なぜ「マガジン航」の編集人である仲俣暁生氏は、「さようなら、電子書籍」と いうショッキングなタイトルの文章を「ワイアード」日本語版に書いたのか。 
 文芸評論家でもある仲俣氏は、電子書籍への関心と文芸評論の仕事がひとつになっていることが自分でも不思議だという。 
 「本」全体のなかでの「電子の本」を捉えなおすためには、何をすべきか。 
 出版社から出る本だけが電子書籍である、という思い込みから離れたほうが、「出版」という行為はずっと自由になれる。 
 そして「電子書籍」の発展を熱望するがゆえに「電子書籍」というぎこちない言葉 を、そろそろ脱ぎ捨てよ、と説いた仲俣氏が、その真意を熱く語っていただきます。 
 名刺交換など懇親の場も設けましたので、奮ってご参加ください。 
参考】 http://wired.jp/2013/08/02/farewell-ebooks/ 
【申込み】http://kokucheese.com/event/index/117578/ 終了しました。

Q&A 小林さん、鎌田さん、橋本さん、田嶋さん

【レジュメ】
電子の黒船は来たけれど、なかなか文明開化しない出版市場/第2弾 
 「さようなら、『電子書籍』」 
発表者:仲俣暁生(フリー編集者、文筆家。「マガジン航」編集人) 
2013/11/7 ver.1.00 

はじめに〜自己紹介をかねて 
・「マガジン航」というウェブメディアについて 
・その他の仕事(文芸評論、書評など)について 
・フリーランスの編集者として 
・ワイアードのウェブサイト掲載の「さようなら、『電子書籍』」という記事について 
コンテンツ緊急電子化事業(緊デジ)との関係、審査委員の役割 
日本文藝家協会の電子書籍出版検討委員として 

第一部 「電子書籍元年」以前をふりかえる 
・1999年の「電子書籍コンソーシアム」が生んだ「電子書籍」という不幸な言葉 
・小田光雄『出版社と書店はいかにして消えていくか―近代出版流通システムの終焉』 
 の衝撃(1999年、ぱる出版。2008年に論創社から復刊) 
・不発だった2004年の「電子書籍元年」 
・「季刊・本とコンピュータ」の終刊(1997〜2005年) 
・2005年の「はてなダイアリー」より 
  〜文字活字文化振興法、「版面権」などがすでに話題に 
・2008年の「はてなダイアリー」より 
  〜水村美苗の『日本語が亡びるとき』がアマゾンで1位に 
グーグルの図書館プロジェクトや、アマゾンのロングテールが話題に 
・2009年の「はてなダイアリー」より 
  〜グーグル・ブックサーチ集団訴訟の衝撃=「黒船」第一波 
・「マガジン航」創刊の経緯(2009年) 
・2010年の「電子書籍元年」はなぜ、またしても不発だったのか 
・可能性としての「電子図書館」と「アーカイブ」について 

第二部 希望はどこに見出すべきか 
・「電子書籍」だけがこれからの出版の希望なのか? 
・「新文化」10月24日号掲載の「本をめぐる新たな萌芽と変革」について 
・DTP(postscript)とWWW(HTML)の統合としてのeBook(epub) 
・「電子出版」の本質は、これらに続く個人のエンパワメント 
・橋本治の「産業となった出版に未来を発見しても仕方がない」について 
 (『浮上せよと活字は言う』平凡社ライブラリー版に収録)
・出版業界からみた「天動説」から、個人に立脚した「地動説」の時代へ
・出版社(編集者)はもっと異分野(企業・コミュニティなど)と協業すべき

※音声にノイズがあり、お聞き苦しくてすみません。
 鷹野さんから音声ファイルをご提供いただきました。 134MBありますが活用してください。
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