日誌 =世界のブラウザが縦書きになった理由= *

時期 国際(W3C, IDPF, SC34など) 国内
2009-11 日本電子出版協会(JEPA) EPUB研究会 発足
2010-02 EPUBの策定組織であるInternational Digital Publishing Forum(IDPF)にJEPAが参加
02.19 (下川) 来日中のDAISY George Kerscherさん、Markus Gyllingさんと日本財団ビルで会い、EPUB日本語拡張について説明する。DAISY河村さん同席。策定責任者はMakoto Murataと伝え、Gyillingさんが驚く! Kerscherさん(現在はIDPFのpresident)は全盲で盲導犬を連れての来日。
(下川) EPUB拡張仕様策定責任者の件 加治佐さんに相談し、村田さんを紹介される
02.28 (村上) Webと電子書籍の日本語表示の改善のために
2010-03 03.26 (村田)ストックホルムでMarkus Gyllingと初めて会う。SC34韓国・SC34中国の代表も 含めて、EPUBのアジア言語対応について話し合いながらビールを飲む。 MarkusがRELAX NGNVDLのファンであることが分かった。 この時点で、EPUBのSC34での国際規格化も話題になる。 (JEPA三瓶) 国会図書館の副館長より支援を得て、調査予算を確保 資金を得て活動が活性化
(下川) Google、Amazon、Appleヒアリング
03.17 第1回 三省デジ懇
03.24 電書協 発足
2010-04 04.06 IDPFから発表された新EPUB WGの綱領から、JEPAの14項目の要求仕様が唯一参照される。 04.01 (村田、井野口、高瀬) JEPA 14項目の要求仕様  Minimal Requirements on EPUB for Japanese Text Layout発表
04.07 (村田、井野口、高瀬) JEPAEPUB日本語拡張説明会を開催
04.15 (下川) デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会 第1回 技術WTにて、電子出版フォーマットと EPUB、JepaX
2010-05 05.03-04(村田) ソウルにてCJKワークショップ。EPUBのCJK対応拡張について村田が説明し、専用のサブグループを設立すること、そのリーダとして村田が就任することを打診する。
(村田) あらゆるチャネルを通じて、台湾のEPUB関係者に連絡をとる。
村上真雄さん、策定メンバーに参加
05.21 (村田) デジ懇 第4回 技術WTにてEPUBの日中韓対応拡張を目指して kzakzaさんブログ バックドア発言(7頁)
2010-06 06.15-16 ニューヨークにて、EPUB WGの第一回の対面会議EGLS(Enhancled Global
Language Support)サブグループ
が設立され、村田がそのリーダに就任する。
06.01 (村上、村田) EPUB仕様の日本語組版拡張を目指して(Version 0.8)
06.08 第2回 三省デジ懇 EPUB vs XMDF、ドットブック (4頁)
07.09 電流協 発足
2010-08
08.03-04 IDPF Enhanced Global Language Support sub-group(EGLS)札幌会議
EPUB WT内でのグループ化が行えず、総務省への提案を断念
交換フォーマットなど6グループ
2010-09 石井宏治さん 策定メンバ参加
09.25-10.04 (
Fantasai、石井、村上ほか) 東京で集中検討し  CSS3 Writing Modes、CSS3 Text 策定

2010-10 10.05-07 IDPF EGLS 台湾会議 http://togetter.com/li/56780  http://togetter.com/li/57093
10.18-20 サンフランシスコにて、EPUB WGの第二回の対面会議。EGLS台湾会議の結論がほぼそのまま採用される。
8.3億-6億の残り分でEPUBを応札
2010-11 (Fantasai, 石井、藤沢) W3C TPAC会議 村上さんの感想 11.17 総務省 電子出版環境整備事業 「EPUB日本語拡張仕様策定」イースト、JEPA、アンテナハウス 支持を得て受託 
11.21 (McCoy、村田、小林徳滋、井芹、下川) W3C村井先生と意見交換(CSS3仕様策定)
11.22 (McCoy、村田、小林龍生、石井、・・) EPUB紹介セミナー

2010-12 12.02 (Fantasai、石井、村上) W3C CSS Writing Modes Module Level 3の最初のWorking Draft
WebKitが縦書きを実装しているらしい との情報が関係者に流れる
2011-01 01.11-12  クパチーノ(木田さん)にてEPUB WGのwriting partyを開催し、EPUBにおいてどの範囲の
CSSを採用するかを決める。
01.19 (イースト) プレスリリース EPUB日本語拡張仕様策定により、ブラウザーでの縦書きが進行中
01.27 (加治佐、小林、藤沢、山本、・・) Unicode推進セミナー
2011-02 02.01 (Fantasai、石井、村上) W3C CSS Writing Modes Module Level 3の二回目のWorking Draft 02.18 EPUB3レビュー
02.23 第2回EPUB3レビュー
2011-03 03.7-9 (Fantasai, 石井) W3C CSS WG 対面会議 Mountain View
03.10-12 (村田、小林龍生、木田、藤沢、高瀬、押山、柳、宮崎) EPUB台湾会議
Google Chrome 10 PC版、Mac版 日本語拡張仕様に対応
03.22 (村田、小林徳滋、高瀬、加藤、・・・) EPUB成果報告会 チュートリアル 実装ガイド
03.31 総務省 電子出版環境整備事業
2011-04 04.28 (Fantasai、石井、村上) W3C CSS Writing Modes Module Level 3の三回目のWorking Draft 04.11 第3回EPUB3レビュー
2011-05 05.23 IDPFがEPUB3のproposed specificationを公開
05.31 (Fantasai、石井、村上) W3C CSS Writing Modes Module Level 3の四回目のWorking Draft
05-31/06-01 (Fantasai、石井、村上) W3C CSS WG対面会議 京都
05.18 Line Grid検討会
05.30 
(石井) 次世代電子出版とWeb 表現技術フォーラム(CSS)東京 (翌日、京都で開催)

2011-06 06.06-10 Apple World Wide Developer Conference(WWDC、San Francisco)
 Mac OS X Lion、iOS5を発表 ともに最新WebKitが入るので日本語組版が実装される。
06.20(イースト) epubpack開始
2011-07

07.20 Mac OS X Lion 全世界でダウンロード販売を開始
07.21 Mac版、PC版Safari 5.1 日本語拡張仕様に対応
 (Fantasai、石井) W3C CSS WG対面会議シアトル 

 2011-08
  08.03(イースト)EPUB3コンテスト結果発表
 2011-10

 10.11 IDPF EPUB3.0仕様確定を発表 10.13(イースト) JBasic発表

【前史】
1999-01-27 最初のW3C縦書きドラフトInternational Layout in CSS
1999-03-05 Open eBook Forum(OEBF、現IDPF) Chicago会議、New York会議にイースト渋谷が参加。
 縦書き、ルビ、行間調整などを日本から提案し、行間調整のみ採用される。
1999-09 OEBF EBPS1.0(EPUB1.0)を発表 NIST+Microsoftが推進 交換フォーマット
2000.07 IE 5.5 縦書きを実装
2004-2007-2009 (小林龍生、JAGATなど) Requirements for Japanese Text Layout(JLreq)策定
2007.09 IDPF EPUB2.0を発表 SONY+Adobeが推進

【幸運だったこと】
・村田真さんがプロジェクトを統括
・Elika(Fantasai)さんの日本語組版に対する熱意
・国立国会図書館からの電子書籍フォーマット調査予算の提供(これで2010.08札幌会議を開催)
・総務省が、6グループから漏れたにもかかわらず、声をかけてくれて8300万円で受託(選考委員6名全員一致)
・村上真雄さんから石井宏治さんへのスムーズな移行と、石井さんの活躍(村井先生、総務省:次世代ブラウザ、予算)
・W3C村井先生の理解(2015年HTML5確定、日本語組版仕様策定を前倒し)
・小林龍生さん達の労作、JLreqの存在(この発端もFantasai)
Fantasaiの突然の来日と、1ヵ月、イースト4C会議室にカンヅメ(CSS3仕様策定)
WebKitでの採用(木田さんの努力、FantasaiとDave Hyatt)

【その後】
2012.04-13.03 経済産業省 コンテンツ緊急電子化事業 事業総額20億円 6万点(10億円)
2012.04.02 出版デジタル機構 設立 資本金39億円(各社5億円) 植村社長 ⇒ 12.05 野副社長 ⇒ 14.06 新名社長
2012.06.21 電書協 EPUB3.0日本語組版要望表    2012.09.11 電書協EPUB 3 制作ガイド

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